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今日は、入社式を行う会社も多いのでしょう。
真新しいスーツに袖を通した若者をたくさん見ました。
期待、不安、緊張、喜び、いろんな感情が混ざり合って、
社会人生活をスタートさせる若者にエールを送りたいです。
私の最初の就職は、あまりいい思い出ではありません。
学生時代からの夢をあきらめ、仕方なく選んだ会社と思い、
「なんでこんな会社に入ったんだろう?」
と、もう入社時点で会社に対しての期待、自分に対しての自信というものが
欠けていました。
会社に対して求めるものが多かったように思います。
高い給料、やりがいのある仕事、地位や役職・・・
どれも目に見えるものでした。
田坂広志さんは、「仕事の報酬」には3つのレベルがあるとおっしゃっています。
一つ目は、「能力」。一生懸命に仕事をすると能力が身に付き、いい仕事にも巡り合える。
二つ目は、「仕事」。能力が上がると、良い仕事を残し、仕事そのものがやりがりになる。
そして三つ目は「成長」。職場や会社が変わっても、自分の財産として残るもの。
これら3つの報酬は、目に見えません。
目に見えないからこそ、他人と比べる必要もありません。
それらは自分にとっての働くことの意味や価値や意義につながります。
自分の内面であり、自分の心の中に存在しています。
田坂さんは、報酬には「自ら求めて得るべき報酬」と「結果として与えられる報酬」があるともおっしゃっています。
給与や地位は、「自ら求めて得るべき報酬」だと勘違いする人が多いと説いています。
でも、本来は「結果として与えられる報酬」なんですね。
そして、「能力」「仕事」「成長」が「自ら求めて得るべき報酬」なんですね。
この違いを分かっているかどうかだけでも、仕事に対する見方が変わってくると思います。
私も、新入社員になったつもりで、仕事をもう一度見つめ直したいと思います。
Posted by 奥富 宏幸 at 16:45 | 働く | この記事のURL | コメント (0) | トラックバック (0)
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