「私」のキャリアをつくる
キャリアには2種類ある
みなさんは、キャリアと言う言葉を耳にした時、どんなものをイメージしますか?
キャリアには、「外的キャリア」と「内的キャリア」の2種類があります。
外的キャリア
名刺に書けるもの。社会、組織に存在する客観的な物差し。アップやダウンがある。
内的キャリア
個人の価値観、働く目的、能力、興味・関心といった 内的な物差し、個人の主観的な意味づけです 。
アップもダウンもありません。自分にしか見えないもので、自分の心の中に存在しています。
海に浮かぶ氷山で言えば、海中にあって見えない部分になります。自分でもわかりにくいものです。
例えば、「先生になりたい」というのは外的キャリアで、「子供の成長を近くで見たい」というのは内的キャリアです。 内的キャリアがはっきりせずに、外的キャリアだけで仕事を選ぶと、満足感が長続きしないかもしれません。
「やりたい仕事が分からない」のは、ほとんどの場合、内的キャリアが不明であることが原因となっています。
「何」のために働きますか?〜キャリアと動機づけ〜
「みなさんが働く動機づけはなんですか?」
この2種類のキャリアを踏まえて、働く理由を考えていきましょう。
誰かのためにする仕事は長続きします。それは、お客さまのためだけではなく、家族のためでも、将来の子供のためでもいいんです。
誰かのために行動するには、自分をしっかり持たなければいけませんし、誰かに感謝されることで、充実感や感動が増し、さらに自分を強くしていきます。
もし、今まで仕事をしてきて、何か悶々としたものがあったり、転職を繰り返してより良い仕事を見つけようとしたが見つからない人は、内的キャリアとともに、自分が何のために働くのかを一度見つめなおすと良いと思います。