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目に見える、手に届く、

見えそうで見えない、手に届きそうで届かない。

 

 

その微妙な距離感の中に、いつもビジネスの本質が隠れています。

 

 

ビジネスの世界で言えば、私たちが見ている、
正確には、見せられている商品やサービスの裏側には、
売る側が巧妙に考えた仕組みがあります。

 

 

それは、価格や機能、マニュアルなどの具体的なものから、
理念やコンセプトなどの抽象的なものまで。

 

 

私たちが普段触れているのは具体の世界。

 

抽象の世界は見えにくいからこそ、

人によって捉え方も変わり、
違うことへの応用も利きます。

 

 

でも、抽象の世界を考えるのはとても面倒なこと。
だからみな、具体に逃げる。

 

 

「絶対成功する○○」
「○○がしなければならない△個のこと」
「これだけ読めば誰でも○○」

 

そんな本が売れるのは、
その本に書いてある通りにやっても、結果は出ない。

だから、また違う本を読んでみる。その繰り返しでしかないのです。

 

 

そのことに気づいている人は、

誰かの考え方をフォローするのではなく、

自分自身で新しい考え方をつくることに挑戦しています。

 

 

絶対、優劣、評価、

最短、最速、最高、

 

なんて言われるものは、誰かがつくった幻想でしかないのです。

 

 

もう、そろそろそのことに気づき、
抽象に向き合うことをしてみませんか?

 

 

組織のリーダーが具体的な指示しかしないのであれば、

社員は、想像力と創造力が低下します。

 

 

真のリーダーを目指すのであれば、具体へ逃げてはいけません。

 

 

分かりやすいものというのは、
目に見えるもの。

 

そこに、逃げない。

Posted by 奥富 宏幸 at 11:37 |  | この記事のURL | コメント (0) | トラックバック (0)

ラグビーワールドカップで日本代表が大躍進しました。

 

4年前のワールドカップで南アフリカから劇的な勝利を上げてから、

想像を絶するトレーニングをして、

史上初のベスト8という素晴らしい成果につながりました。

 

10年ほど前であれば、ラグビー日本代表は世界では弱小チームと見なされ、

誰が今回のような結果を予想していたでしょうか?

 

まさに常識を突き破ったのです。

 

 

私たちの仕事や人生においてはどうでしょうか?

常識についてどんな風に考えていますか?

 

 

常識を無効化するためのトレーニングとして、

デコードワークというものがあります。

 

 

これは、私が学んでいるフィロネス・マスタリーという
哲学とセールスを融合させた独自のプログラムの中で行ってるものです。

 

 

デ・コードとは、コード、つまり常識や固定観念を脱することです。

 

「自分が当たり前に正しいと思っていること」

「自分の中の常識や思い込み」

 

を突き破る、壊す、転回する、無効化することを、
「デコード」といいます。

 

 

誰かの嘘の情報の中で生きる私たちにとって、
自分の軸を持ちつつ、世の中の構造に働きかけようとするのであれば、
デコードされた考え方を持たないと、結局、有象無象の輩として、
埋もれてしまうのです。

 

だからこそ、自分の思考の過程を言語化し、新しい論理をつくる。

ことが求められるのです。

 

 

デコードは、訓練しないとなかなかできません。

 

「ダイエットをする画期的な方法は?」
「ハロウィンになるとなぜ日本人は騒ぐのか?」
「自分が日本の総理大臣なら、何からとりかかるか?」

 

そんな問いを立て、あり得ないような答えなんだけど、
相手を納得させる後付けの論理をつくることができれば、
ビジネスでも人生でも自分が目指す「結果」に

近づくことができると考えています。

 

 

例えば、

 

「なぜ夏だけ“終わり”が惜しまれるのかについて、あなたの考えを教えて欲しい。」

 

と言われたらどんな風に答えますか?

 

 

どんな答えを出すかよりも、むしろ、
どんな過程でその答えに辿り着いたかを意識してみると、
独自の考えがあなたの中に生まれてくると思います。

 

 

私は、こんな風に考えてみました。

 

 

夏だけ”終わり”が惜しまれるのではありません。
「惜しむ」の語源は「愛しむ」から来ているくらい、

そもそも、人は惜しむ生き物なのです。

 

「ああしたほうが良かった。」
「こうしたほうが良かった。」
「もったいない。」
「惜しみない努力をします。」

 

と自分の言動に偏った思いを込めていきます。

 

過去への後悔を、未来への不安を取り除くために惜しむのです。

 

そうして、安心したいのです。
その先には、自分の内にある私的言語から解放されたい、

つまり、「忘れたい」という欲求があります。

 

でも、人はなかなか忘れることができず、

その「忘れたい」という欲求が反転して、

「惜しむ」という行為に表れているのです。

 

春夏秋冬と勝手に季節を決め、

さらには”終わり”という区切りを勝手に設定することで、

人は、ただただ惜しみたいだけなのです。

 

 

出てきた答えよりもむしろ、答えに至るまでの思考のプロセスを

言語化することが良いトレーニングになると実感しています。

 

 

どんな考え方であってもいいんです。

 

新しい考え方というのは、最初は否定・非難されるのがほとんど。
知らないから、分からないから拒絶する。

 

でも、後々その新しい考え方が世の中のデファクトスタンダードになるのです。

 

 

誰かの考えをフォローし、現状が変わらないことを嘆き続けますか?

 

それとも、世の中であなたがやるべきことを見つけ、
新しい考え方を生みだす努力をし、伝え続けることを選びますか?

Posted by 奥富 宏幸 at 13:42 |  | この記事のURL | コメント (0) | トラックバック (0)

 モノが売れない時代と言われていますが、

儲かっている会社は実際にあります。

 

 

「それは大企業の知名度があるから。」

 

「潤沢な資金力による商品開発力があるから。」

 

 

そんなことをもし考えているようでしたら、
会社を畳むなり、転職するなりして、
新しい道を歩むのも良いと思います。

 

 

あなたに、質問させて下さい。

 

 

売れている人と売れている人の境界線はどこにあると思いますか?

 

 

少し時間をとって考えてみて下さい。

 

 

 

 

売れている人と売れていない人の境界線は、

相手への意思にあります。

 

 

 

より大きな目的のために自分のエゴを捨て、
相手のことを理解することは出来ないと分かりながらも、
精一杯言葉を選びながら、見せたい世界観を差し出すしかありません。

 

別の見方をすれば、
セールスには、互いの意図があるだけです。

 

 

性別、年齢、仕事、肩書きを気にしても、
自分の売りたい気持ちを優先させても、
相手の意図を汲み取らないと、売れません。

 

 

売りたいものの全体を俯瞰して、
その部分に意図を忍ばせる。

 

 

相手の意図を見切った上で、
自分の抽象的な意図と具体的な意図を織り込む。

 

 

 

以前、あるセミナーで、
最初に近くに座った人と話をした時のことを思い出しました。

「なぜこのセミナーに参加したのですか?」

 

といった問いに参加者同士で話をしたのですが、私は、

 

「個人の成長と組織の成長の両立が私の現在のテーマです。
そのテーマに対する自分なりの考えを確立させるためです。」

 

と、理由も添えて答えました。

 

 

参加者の1人の方が、私の話に興味を持って、
次から次と質問をされました。

 

見えない意図が相手に伝わった瞬間でした。

 

あなたは、見えない意図をどのように作りますか?

Posted by 奥富 宏幸 at 15:42 |  | この記事のURL | コメント (0) | トラックバック (0)

引き続き、中小企業が抱える問題点を考えてみます。

 

 

■経営者自身の成長の機会が不足

 

かつては、中小企業は社長の分身、子供のような存在でした。

創業者やオーナー社長は特にそうでしょう。

 

 

社長が会社の「顔」であり、
会社が社長の「顔」でもありました。

 

 

社長の背中を見て、社員が育ちました。

 

社長の指示通りに社員が動き、
社長の一声で、社員が辞めた会社も多かったでしょう。

 

 

それが通用したのは、世の中の変化に対して、
社長の方針で何とか対応できたからとも言えます。

 

 

大企業との下請け関係や、保守的な業界や地域の利害関係の中で、
ビジネスが成立してきた部分もあります。

 

 

ただ、その流れもここ数年で劇的に変わったのです。

 

ネットやITの発達により、新しいビジネスが台頭し、
今までの業界構造や既成概念はまったく通用しなくなったのです。

 

 

にも関わらず、多くの社長はその事実に真剣に向き合おうとしていません。

 

「今のままでは厳しい」と口にしているものの、
問題解決の糸口が見つかっていないのです。

 

 

自己流でやってきたものの、
売るための抽象思考力と仕組みが確立されておらず、
「全体」を設計できないので、「部分」ばかりに目が行き、
場当たり的に行動してしまう。

 

その繰り返しをしていないでしょうか?

 

 

あえて厳しい言葉を使えば、

時代の流れに取り残された「慢心」と「怠慢」といえるでしょう。

 

新しい時代の変化を受け入れない「固定観念」、
視点の低い人たち同志での「横並び主義」に安住していませんか?

 

 

「人生100年時代」と言われますが、私の会社は現在95歳です。

 

「リサイクル」という言葉がなかった時代に、個人商店として
空き容器や製紙・製鋼原料等の回収業の売買業を興しました。

 

その後、ガソリンスタンド経営で多角化を行いました。
古紙リサイクルや産業廃棄物中間処分業、

機密文書処理サービスなどの事業を拡大してきました。

 

経営コンサルティングやコーチングの事業も始めました。

 

 

社会の要請に応えつつ、本業の基盤を強くしながら、
会社の形を変えることで、生き残ってきました。

 

 

こんな時代だからこそ、個人も組織も新しい発想で
「100歳企業」を増やしていきたいと思います。

 

 

■経営者が目指すべき世界観を持てていない

 

多くの中小企業経営者・個人事業主の方は、
高い視点から物事を俯瞰し、自分を薄めて「全体」を考える

思考と行動力が欠如していると感じています。

 

 

いくら新しい評価制度や仕組みを導入しても、
社員が動くのはお金や休日だけのためではありません。

 

 

それらも短期的には一定の効果はありますが、

欲求には際限がありません。

 

持続的、共存的なものではないのです。

 

 

給与→資金的制約
休日→時間的制約
役職→ポストの数

 

と、制約のあるパイを分割するだけでは限界がありますし、

社員間で不公平感、格差も生まれるでしょy。

 

 

モチベーションは、会社がただ与えるだけのものではありません。
社員自らが仕事の中から見出すものでもなければならないのです。

 

 

自分で考えることをあきらめてしまうと、

目の前にあるもの、目に見えるものに囚われてしまうのです。

 

売上、成果主義、流行りのマーケティング理論などがその類いです。

 

 

社員も与えられた環境に依存するだけでは進歩も成長もありません。

 

結局、もっと良い環境(そんなものはない)を探すか、
自分の成果だけをアピールし、
他者への貢献や社会との関係性にむけた広い視野が育たないのです。

 

 

そのことに気づいている経営者もいます。
そして、新しい取組みにチャレンジしている会社も少しずつ増えてきました。

 

 

経営者の成長も社員の成長も両立できる方法を追求していきませんか?

その方法を知りたい方は個別にお問い合わせ下さい。

Posted by 奥富 宏幸 at 17:14 |  | この記事のURL | コメント (0) | トラックバック (0)

私は、従業員数百人から数千人規模の会社で働いたり、

コンサル時代に様々な業種・規模の会社を見てきました。

 

 

そして現在は、自分の会社、いわゆる中小企業を経営しながら、
中小企業、個人事業主の方の相談を聞き、アドバイスをしています。

 

 

その中で、中小企業が抱える問題点は何なのかを

いろいろな視点から深掘りしてみたいと思います。

 

 

■「与え合う」甘えの構造、依存体質

戦後から昭代、平成まで国が企業を後押ししてくれました。
経済成長ともに、製造業は大量生産に必要な均一化された社員が必要だったのです。

 

創造性や主体性よりも、効率性や協調性が重視されました。

終身雇用で社員も長期的に安定的な人生設計ができた。

 

 

年功序列制度では、仕事の成果が厳しく問われなくても、

ある程度の年数を経れば職位も上がりました。

 

不公平感がありながらも、自分も年をとれば

高い地位と高年収を手に入れることができる、
ということで満足してきたのです。

 

 

それは、働き方について日本には一つの大きなモデルしかなかったので、

成立していたとも言えます。

 

 

「一億総中流」に代表されるように、日本では平均的な、横並び気質が

国民の意識に根付いてきました。

 

「みんなと同じでなければならない」「うちの業界はこうだから仕方ない」という
固定的な安定志向、現状維持バイアスが浸透しました。

 

学校や会社でも、新卒一括採用で総合職の社員を大量に採用するというような

制度をとっているのは先進国では日本のみです。韓国のそれとも違います。

 

 

■「中小企業」という固定点

 

大企業ー中小企業と分類したことで、上下、優劣、善悪という

概念が勝手にできてしまいました。

 

大企業に行くことは良いこと、中小企業に行くことは大変なこと、

そんな空気が日本に充満しました。

 

 

大企業が大企業たらしめられるのは、中小企業の存在があるから。

単なる会社規模の問題であるにもかかわらず、です。

 

 

それ以上でもそれ以下でもありません。

企業の大きさが企業の良しあしを決めることにはならないはずです。

 

 

ですが、そういう比較されるムードが中小企業の潜在的成長まで

阻害することを助長してきました

 

 

大企業が社会の支配側になり、メディアやCMでの露出で

都合の良いイメージを広めてきました。

 

 

そのおかげで、中小企業や家業はどこか劣等感を感じる

「レッテル」を貼られて苦しい思いをしてきたのです。

 

 

大企業は、良いイメージをつくり、給与面や福利厚生面で好条件を盾に、
安定志向を好む多くの日本人には大企業に入ることが目的になっていきました。

 

 

ドイツやイタリアでは、職人や自営業、中小企業の社会的地位は比較的高いです。
経営者も自分の会社や仕事に誇りを持っていますし、

小さくても個性的でこだわりのある会社は多いです。

 

 

そういう所で働くことは、大企業にはない専門スキルの特化や地域密着度、
アットホーム感やお客とのつながりを実感できるものとして、
若者にも、大企業以外で働く選択肢としての社会的許容があるのです。

 

 

続く・・・

Posted by 奥富 宏幸 at 17:03 |  | この記事のURL | コメント (0) | トラックバック (0)

先日、相談に来られた従業員10人ほどの中小企業の社長さんが、

こんなことを言っていました。

 

 

「奥富さん、社員は全然私の気持ちを分かっていないんですよ。

社員のことを思っていろいろやっているし、

自分が先頭に立って現場の仕事もやっています。
多くを語らずに、背中を見て感じてもらいたいのです。」

 

 

私はその社長さんのお話を聞きながら、内心は、

 

「確かに社員の人たちは社長さんの気持ちを分からないだろうな・・・」

 

思っていました。

 

 

その社長さんは自分では正しいことをやっていると確信しているので、
何が問題の本質なのかを全く理解できていないのです。

 

 

 

まず、社長さんが自分にばかり目が行っていることに気づいていません。

 

哲学で言う「実存的」ということです。

 

話の主語が、常に自分視点で、

 

「オレは、こんなにやっている。オレだけ大変な思いをしている。
 なのに、なぜ分かってくれない!オレは、オレは・・・」

 

とオレオレ主義になっています。

 

 

次に、社長さんは言語化が十分に出来ていません。

 

「いろいろやっている。」

 

のいろいろが自分の中できちんと言語化できていない、
実際は何かをやっているのでしょうけど、
本当に社員のためになることをやっているという思考と自覚がないので、
「いろいろ」と一般化して、はぐらかしてしまうのです。

 

 

そして、「背中を見て感じてもらいたい」という発言もダメです。

 

一昔前は、「イチイチ聞く!オレの背中を見て感じろ。」と
言った考え方もありました。

 

 

ただ、今の若い人たちは、何かをするにしても、
「目的」とそれをする「理由」を

論理づけて説明しないと納得しないのです。

 

 

現場の仕事を汗水流しながら働く社長を見て、

社員が思うことはいろいろあるでしょう。

 

 

でも、それだけでは会社の売上増や社員の満足度に

つながることはありません。 

 

 

社長がやるべきことは、

会社の目差す世界観を自分の論理で言語化し、

行動できる仕組みをつくることです。

 

 

常識から外れた社長自らの哲学を、

時には具体的な数字を使って具体的に、
時には体験談やイメージを使って抽象的に、

社員や社会に伝え続けることです。

 

 

それらがあって、はじめて人は社長を信頼し、尊敬し、

「この人は自分の知らない世界を見ている。信じてみよう。」

と思えるようになるのです。

 

そうすれば、背中を見せることも効果的でしょう。

 

 

自分の思いが相手に完全に伝わることはありません。

 

だからと言って、言葉を紡ぐことを諦め、
社員に背中を見せて感じろ!と言っているのであれば、
その社長は、自らの仕事を放棄していると言えます。

 

そんな会社にいる社員は、転職を考えた方が賢明でしょう。

Posted by 奥富 宏幸 at 15:44 |  | この記事のURL | コメント (0) | トラックバック (0)

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