政府は、法人税減税(+外形標準課税)、消費税増税(+軽減税率)などよく分からない税法改正を着々と進めています。
TPPによる関税撤廃や、長引く円安などが、私たちの暮らしに来年以降どんな影響を及ぼすかは未知数ですが、決して楽観視できる状態ではないことは間違いありません。
12月は賞与支給の季節ですね。
かつてのように企業規模や業種ごとで賞与の平均値を出すことの意味がどれほどあるのか分かりませんが、私の知り合いの中小企業経営者はまだ、ライバル会社や業界の数字を気にしています。
賞与の数字を決めるのに、あくまで参考として、ライバル会社や業界の数字を見るのは良いかもしれませんが、周りの企業の数字を気にして、「平均値」に近づけるよう努力すれば、結局、自分の会社の賞与額も「平均値」になってしまうのです。そこそこのレベルです。
自分の会社の業績と将来の目標、社員の貢献度などを加味しながら、オリジナルの基準で賞与を決め、少しでも増やしていく方向に持っていくことが重要なんだと思います。
私の会社でも、ここ数週間は、来期以降への計画も含め、賞与についても経営陣で喧々諤々の議論をしました。
以前は大企業で組織も部門化・専門化され、給料がもらえるのは当たり前、自分の業績に対する評価に意識が集中し、評価が過小であれば、上司や会社に対して不平不満を持っていたこともありました。
でも、今は、社員の雇用を守ることを、社員の家族の生活を守ることを、税金をきっちりと支払い、
国や社会のために還元することを、企業を持続的に成長させることを、企業を社会の中で意味のあるものにすることを、真剣に考えるようになりました。
経営サイドと社員とでは、立場と役割が違うので、経営や給料に対する考え方も一致することはありませんが、会社の業績と価値を伸ばし、社員に働きがいを持ってもらい、一人ひとりが少しでも前向きに、豊かな人生を送ることが出来ることにつながるように努力していきたいと思います。
Posted by 奥富 宏幸 at 17:00 | 家業 | この記事のURL | コメント (0) | トラックバック (0)
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