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現在、国立新美術館で「ブダペスト展」が開催されています。

 

シニェイ・メルシェ・パール《紫のドレスの婦人》は新聞や広告などの
メディアで度々紹介されているので、目にした方もいるのではないでしょうか?

 

 

私は絵画には明るくありませんが、個人的に惹かれる作品があれば
時々購入しています。

 

名画というのは、作者の死後に評価が高くなり、
高額で売買されることが多いですね。

 

 

時間の流れの中で、たくさんの人が作品の目に見えない価値を
言語化していく中に作品の存在意義を見出そうとしているのです。

 

それは、作品が買い手を選んでいるとも言うことが出来ます。

 

 

絵画に限らずですが、数百年、数千年もの間、
一つの作品が何人もの手に渡る。

 

そして、時には歴史の荒波に飲まれ、暗闇に葬り去られても、
存在する。

 

その奇跡に感動を覚えます。

 

 

買い手が保有した作品は、美術館や博物館で展示され、

さらに多くの人にその作品の存在と価値を与えることもあれば、

表舞台には出ずに長い間ひっそりと眠っていることもあるでしょう。

 

それでも、その作品は確かに存在しています。

 

いろいろな人の努力や思いによって、名画や名品は生き続けています。

 

 

作品は買い手が所有しているということになりますが、
より大きな、より長い視点でみれば、その作品というのは、
社会全体で所有しているとも言えます。

 

 

それは、その作品を残し、次の代に遺す・託すことが
今を生きる者の自然な使命感として現われるのではないでしょうか?

 

 

 

所有とよく比較されるのがシェア、共有です。

 

最近は、シェアリングエコノミーの中で

ビジネスをすることが当たり前の考えになっていますね。

 

「空間」「移動」「スキル」「モノ」「お金」などをシェアすることで、
遊休資産を活用したり、新しいビジネス機会を創出しようとするものです。

 

 

特に最近話題になっているのが、「サブスク」です。
いわゆる定額課金サービスですが、日々進化しています。

 

アマゾンで毎月定額を支払えば映画や音楽が見放題というものですが、
トヨタが自動車のサブスクなんかも始めています。

 

個人的には車はサブスクをするよりも、

相乗りサービスやレンタカーをもっと充実させればよいと考えます

 

 

サブスクは利用者からすれば、好きな時に好きなものを使うことができ、
モノが増える問題を回避できるので、コスパも高いと考えるでしょう。

 

 

歌は聴き放題、映画やドラマは見放題、服や時計を勝手に選んでくれる、
良いこと尽くめのように思います。

 

 

ただ・・・

 

サブスクを頻繁に利用するようになると、「捨てる」「始末をする」という
考えがだんだんと薄れていくでしょう。

 

 

「最後まで見届ける」という人間が本来大切にしてきた価値観が
社会の中でだんだん見えなくなってきています。

 

 

名画にもサブスクにも、「捨てる」という考えがないですが、
その意味合いは全く異なるのです。

 

目に見えないものの価値こそ、社会全体で所有しなければいけません。

 

Posted by 奥富 宏幸 at 13:05 |  | この記事のURL | コメント (0) | トラックバック (0)

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