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人はおもしろい生き物です。

 

 

外国で戦争があっても「大変だなぁ~。」と思う程度なのに、
自分がちょっとでも熱を出せば大騒ぎします。

 

 

そう、まさに「対岸の火事」と「隣の火事」です。

 

 

 

「古紙は大切な資源」

 

「リサイクルは環境にやさしい」

 

といった言葉をよく耳にすると思います。

 

 

ただこれは、物事のごく一面だけしか見ていません。

 

 

昨今は中国が海外からの資源ごみの輸入規制を打ち出したことで、

日本をはじめ多くの国でプラスチックごみの廃棄に頭を悩ませています。

 

 

固形燃料やペットボトルとして再利用することにも取り組んでいますが、
それ以上に捨てられるペットボトルの量が多いのです。

 

 

これは、古紙や古着もいっしょです。

 

捨てられた古紙や古着は、

国内だけでは処理できないほどの量が廃棄されているので、
数年前までは主に中国へ、現在は東南アジアへ輸出されています。

 

 

経済の発展途上にある国々では、古紙や古着の需要もあるので、
日本国内より良い条件で買っていました。

 

 

だから、日本からもどんどん輸出をしていました。
アメリカやヨーロッパも同じ考えです。

 

 

そうすると何が起きるか?

 

国内の需給バランスが崩れ、価格の変動も大きくなります。
要は投機的な動きをするのです。

 

 

「海外が買ってくれるうちは、高い値段でたくさん売ってしまおう。」

 

という考えが、浸透していきます。

ただ、そんな良い状況がいつまでも続くわけがないのです。

 

 

中国の輸入規制がきっかけで、古紙や廃プラスチックごみが行き場を失い、
アメリカでは、3分の1以上の州に影響が出ています。

 

 

日本でも、現在では多くの古紙問屋や製紙メーカーで
在庫があふれています。

 

 

このまま行けば、国内の古紙のリサイクルシステムは
破綻するかもしれません。

 

 

 

これこそ、「対岸の火事」が「隣の火事」になったということです。

 

自分の目の前にある問題を、他人に責任転嫁してきたツケが
まわってきた結果です。

 

 

本来なら、自国のごみは自国で処分するのが当たり前なのに、
日本であふれたら、海外にまわせばいいという発想が無責任とも言えます。

 

 

リサイクルシステムを循環させるにも、
全体(地球)のキャパシティーは決まっています。

 

 

それを各国が自国のキャパシティーの取り分を

奪い合っている格好になっているのです。

 

自国で処理しきれないごみがあれば、

他国へまわしてでも良いという考えで。

 

 

これはごみに限らず、投資(お金)の世界でも同じです。

 

 

「まず全体があって、個に振り分けられる」

 

という考え方に通じるのですね。

 

 

人間が廃棄したものをごみにするのも

資源にするのも人間次第というのは、
いかに身勝手な生き物なのだろうかと考えてしまいます。

 

 

捨てるも活かすも人間の選択の問題です。

 

地球の生物の一部である人間の知恵と意志と行動が
問われている時代に来ているのではないでしょうか?

Posted by 奥富 宏幸 at 13:53 |  | この記事のURL | コメント (0) | トラックバック (0)

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