一昨日は、スポーツで興奮する出来事が2つありました。
一つは、サッカー日本代表の試合。
18才の久保選手が初めてピッチに立ち、
堂々としたプレーを見せたこと。
もう一つは、アメリカで行われた
陸上の全米学生選手権100メートル。
20才のサニブラウン選手が
9秒98の日本新記録を樹立したことです。
どちらも本当にすごいことなのですが、
当の本人たちは、サラッとしているというか、
周りが思っているほど驚いていないんですね。
できて当たり前とさえ思わせてくれます。
18才でサッカー日本代表の試合に出る。
20才で陸上100メートルで日本新記録を出す。
これらは、二人にとってプロスポーツ選手としての
キャリアの「通過点」としか見ていないかのようです。
恐らく、二人とも目標はもっと大きく、
もっと先を見ているのでしょう。
落ち着きと秘めたる自信が、
彼らの「言葉」からもにじみ出ています。
私が10代の頃にもスポーツや芸術の分野で
すごい選手はいました。
でもプレー面はすごくても、
メンタル面でまだまだ若さゆえの
青さや甘さがありました。
活躍できなくなった選手や
引退する選手もいました。
10代で年俸が○○千万円。
お酒や遊びに走る。
無理なトレーニングをして怪我をする。
でも、ここ数年で世界基準や
今までの常識を覆す活躍を見せる
若者がさらに増えたように思います。
冒頭の二人以外でも、
MLBエンジェルスの大谷翔平選手。
将棋の藤井聡太七段。
卓球の張本智和選手や伊藤美誠さん。
テニスの大阪なおみさんらです。
これらの若者は、何が違うのでしょう?
練習環境の向上もありますが、
海外に行かなくても活躍している人もいますよね。
私は、「コーチングのレベルアップ」が
大きいと感じています。
教える側のコーチングスキルや
メンタルとフィジカルに関する
知識の向上も含まれます。
あくまで想像ですが、
私が若い頃というのは、
コーチが教えることというのは、
目的のない技術や精神論でした。
「ダッシュ10本!」
「自分に勝たないでどうするっ!」
そんな言葉をよく聞いていました。
とりあえず言われたことを盲目的にしていました。
「このメニューがどんな意味があるのか?」と深く考えずに、
とりあえずコーチに言われたことをやっていればいい、と。
でも、今の優れたコーチというのは、
選手の目標をじっくりと聞き
(単に試合に勝つとかそういうレベルではなく)、
自主性や創造性を広げて成長につなげる
ことを意識されているのかなと思います。
恐らく、コーチングの技術も使っていると思います。
青山学院大学陸上競技部の原監督などは、
まさにその典型です。
コーチングのスキルや考え方は、
スポーツ界だけでなく、
ビジネスや教育の世界でも
確実に広がっていくでしょう。
Posted by 奥富 宏幸 at 14:50 | つらつらコーチング | この記事のURL | コメント (0) | トラックバック (0)
- プロフィール
最新記事
月別アーカイブ
- 2020年8月 (1)
- 2020年7月 (5)
- 2020年6月 (6)
- 2020年5月 (8)
- 2020年4月 (7)
- 2020年3月 (8)
- 2020年2月 (4)
- 2020年1月 (4)
- 2019年12月 (5)
- 2019年11月 (5)
- 2019年10月 (6)
- 2019年9月 (7)
- 2019年8月 (10)
- 2019年7月 (11)
- 2019年6月 (14)
- 2019年5月 (14)
- 2019年4月 (11)
- 2019年3月 (13)
- 2019年2月 (12)
- 2019年1月 (12)
- 2018年12月 (14)
- 2018年11月 (12)
- 2018年10月 (15)
- 2018年9月 (11)
- 2018年8月 (9)
- 2018年7月 (11)
- 2018年6月 (11)
- 2018年5月 (12)
- 2018年4月 (10)
- 2018年3月 (10)
- 2018年2月 (9)
- 2018年1月 (8)
- 2017年12月 (13)
- 2017年11月 (11)
- 2017年10月 (15)
- 2017年9月 (14)
- 2017年8月 (16)
- 2017年7月 (16)
- 2017年6月 (12)
- 2017年5月 (14)
- 2017年4月 (11)
- 2017年3月 (17)
- 2017年2月 (15)
- 2017年1月 (19)
- 2016年12月 (17)
- 2016年11月 (20)
- 2016年10月 (20)
- 2016年9月 (17)
- 2016年8月 (15)
- 2016年7月 (18)
- 2016年6月 (20)
- 2016年5月 (18)
- 2016年4月 (16)
- 2016年3月 (21)
- 2016年2月 (22)
- 2016年1月 (18)
- 2015年12月 (18)
- 2015年11月 (17)
- 2015年10月 (2)
最新コメント