TEDで、サイモン・シネック氏の「優れたリーダーはどうやって行動を促すか?」と
いうプレゼンテーションがありますが、その中でサイモン氏は「ゴールデン理論」というものを提唱しています。
ゴールデンサークル理論は、why・how・whatの3つの円で構成されていて、物事の本質を説明するためのフレームです。
結論から言えば、「人は、何を(what)ではなく、なぜ(why)に心を動かさせる」ということがこのフレームワークの全てです。
「Why」・・・なぜそうするのか(信念、目的、何のためするのか)
「How」・・・どうやるのか(商品やサービスの説明、方法、理論)
「What」・・・何をするのか(商品、サービス)
脳のつくりを考えても、この理論は的を得ているようです。詳しくは、TEDの動画をご覧くださいね。
商品やサービスを売りたい時に、
「私たちは○○を売っています。△△な機能を持っていて、デザインは□□です。ぜひ、購入を検討してみてはいかがですか?」
といったセールストークをしていませんか?
自分たちの出来ることを相手に訴求するだけでは、相手の心に響くことは少ないでしょう。
買い手が求めているのは、商品そのものよりは、
・商品ができたストーリー
・商品が社会に必要な理由
・作り手の思い
・商品で実現したいこと
を共有する過程で、その商品を使い、そんな自分が好きでいる、という流れになっています。
そう、商品は”自分のため”に買っているんです。
その”自分のために”買ってもらうために売り手は、「なぜ売るのか?」を突き詰めて考えておかないといけないんですね。
これは何も商品やサービスだけでなく、
”自分自身”を一つの商品やサービスと考えて、”社会”という買い手に対して売り込む場合にも、ゴールデンサークル理論は使えると思います。
「何が出来るか?」「どのようにするか?」
よりも
「なぜするのか?」
「なぜ?」はあなたの価値観や信念に立脚するものであるはずです。
あなたの「なぜ?」を知るヒントとして、
「社会」「世界」を一人の人間として見た時に、「あなた」がどんな存在になりたいのか?を考えてみるのも一つ。
Posted by 奥富 宏幸 at 17:18 | コンサルティングコーチング | この記事のURL | コメント (0) | トラックバック (0)
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