「働き方改革」と「生産性向上」はよくセットで語られます。
インターネットやAI・ロボットなどの機械を活用して、
勤務時間を短縮し、勤務場所を会社以外でも可能にして、
そして業務効率を上げましょう、というお話です。
全くもって、その通りです。
でも、「働き方改革」と「生産性向上」だけでは、十分ではありません。
生産性は高い会社はたくさんあります。
それに伴い、売上も上がるかもしれません。
ただ、社員の「離職率」が非常に高い、という会社も結構あります。
なぜ、そうなるのでしょうか?
業務を極力マニュアル化したり、機械で業務を自動化をすれば、
社歴が短い社員でも一定のレベルのアウトプットは出せるようになるでしょう。
でも、そこには各業務の意義や関係性を十分に理解せずに、
マニュアルの範囲内でしか物事を判断できない、
お客に対応できないことになるのです。
企業の方針として、素直で体力のある若い社員を採用し、
数年で辞めればまた新しい社員を入れていく、そんな会社もあるでしょう。
社員の方も、その会社を踏み台にして、働いている間は知識や経験を
貪欲に吸収し、数年経てば新しい会社へ転職するつもりで
入社する人もいるかもしれません。
私が以前勤めていた外資系のコンサルティング会社にはそういう状況がありました。
会社側も社員側もそれぞれの「思惑」があるとは思いますが、
どちらもハッピーになるためには「何」が必要なのでしょうか?
「生産性向上」は、あくまで「働き方改革」が実現したときの
必要条件かもしれませんが、「働き方改革」とはどういうことなのかを、
雇う側も働く側も、立ち止まって考えても良いのかな?
Posted by 奥富 宏幸 at 16:59 | 働く | この記事のURL | コメント (0) | トラックバック (0)
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