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祝!金メダル。

 

スピードスケートの小平奈緒選手の滑りと、

フィギュアスケートの羽生結弦選手の演技は鬼気迫るものがありました。

期待と重圧を乗り越えて結果を出すことについて、

全然レベルは違いますが、私も一人の人間として学びたいと思います。

 

将棋の藤井聡太新六段も公式の棋戦「朝日杯将棋オープン戦」で

羽生永世七冠らに勝利して、優勝しました。

プロ棋士になってまだ1年足らずですが、将棋だけでなく人格も熟成されている感が

あります。

 

彼らに共通することは、「相手にも自分自身にも伝わるように、

自分の言葉で語っている」というところです。

 

ただ、嬉しいとか、頑張るとか、そういうことではなく、

前向きな所も自省する所も含めて、自分の心の中で咀嚼し、

次に何をすべきかを、強い意志を持っ話しているように聞こえます。

 

もしかしたら、彼らにもメンタル面でのコーチがいるのかもしれません。

 

 

前回、価値観が大きく転換した出来事を思い出してみて、そこから学んだことや

感じたことを誰かに伝えたいとしたら、それが情熱の源泉になるというお話をしました。

 

みなさんも思い返してみるといろんな経験をしてきたと思いますが、

「今までの考え方ややり方が全く通用しなかった」経験から、

何か新しい気づきがあったことはないでしょうか?

 

 

今日から3回、私の経験をお話しさせて頂きますね。

 

私が新入社員として就職したのは、ちょうど就職氷河期に入る頃でした。

 

自分が希望する会社に入れず、サッカー選手への夢も絶たれ、
人生で最初の大きな挫折感を味わっていました。

 

大学までは要領の良さで何とかやってこれましたが、
大学の授業には全くついていけず、上には上がいることを実感しました。

 

就職先の会社では、初めて社会人になった喜びよりも不安の方が多かったと思います。

飲み会の席では、先輩社員が会社の愚痴を言っていたり、自分の仕事が終わっても、

全員が終わらないと帰れない雰囲気があったりと、「なぜ、これが必要なのか?」と

いう疑問ばかりが増えていきました。

 

でも、その会社で得た、仕事をきっちりすることの意味や、社会人としての厳しさは、

現在の私の土台にもなったと思います。

どこでも働いていける!という自信が身に付きました。

 

 

就職して3年が経った頃、「このまま10年働いて、課長や部長を目指すことが

自分にとって本当にやりたいことなのだろうか?」と思うようになりました。

 

自分の知らない世界をもっと見てみたい、自分の視野をもっと広げたいと

強く思うようになりました。

 

そして、アメリカ留学することを決断しました。

オレゴン州のAshlandという小さな街です。

大学のキャンパスに鹿やリスがいるような場所です。

 

 

 

家族や友人からは反対も応援もありましたが、
結局、「今、自分がしたいことをする!」という想いが、

行動を加速させて行ったのだと思います。

 

丸二年でのアメリカ生活では、本当に多くのことを得ました。

いろんな価値観を持った人がいることを実感し、

環境適応能力が身につきました。

 

最初に寮に入った日の事は今でも覚えています。

 

ルームメイトがアメフト部の巨漢で内心とても焦りました。
小さなシングルベッドに斜めに寝て、足をはみ出しているんですよ。

彼の彼女が頻繁に部屋に来て、私の前にイチャイチャしていましたが、

つたない英語の日本人にの私にも優しくしてくれました。

 

留学生にはお金持ちも結構いて、台湾人の友達が乗っていた車が
盗まれたり、日本人の友人が差別的な発言を受けたのも何度かありました。

 

国籍、肌の色、言葉、文化などが違う人たちが共存する世界には、
自由もあり、差別もありました。

 

クラスでは日本人が私一人でしたので、クラスメイトから

 

「トヨタのカイゼンについて教えてほしい。」
「日本人はどうしてあんなに働いてるんだ?」

 

など日本や日本人に関する質問を良く受けましたが、
自信を持って答えられない自分にもどかしさを感じました。

 

日本を出てみてはじめて、日本のこと、日本人のことをもっと知りたいな

と思うようになりました。

 

 

多様な価値観の中で共存していくためには、一人ひとりが自立をした上で、
自由を享受しているということ。

 

向こうの学生は、奨学金をもらって寮生活をしている人が多く、
経済的にも精神的に自立している印象を受けました。

 

自分が生きるためには、自分の主張をする。

 

でもそれは、他の人の考えを排除することではなく、
相手の言い分も聞くものでした。お互いバシバシ意見を言い合うけど、

人格を否定したりするものではなく、

主張の違いをそれぞれアピールするものでした。

 

 

アメリカ大陸のいろんな場所にも行きました。30州くらいには行ったと思います。

ニューヨーク、南部、西部の街並みは映画で観た世界でした。

その中でも、特にヨセミテ国立公園、サンフランシスコ、ニューオリンズは

思い出の場所になりました。広大な自然の造形美に心が震えました。

 

大学のサッカー部にも入り、結構活躍しました。
当時は勉強、サッカー、遊びを満喫し、本当に充実した輝いていた日々でした。

 

 

たくさんの思い出がありますが、一番の思い出は私が26歳の誕生日に、
留学生仲間がこっそり誕生日会を企画してくれてたくさんの友人たちが

祝ってくれたことです。

 

 

 

なぜか夜になると、「ちょっと相談に乗ってほしい」とたくさんの友人が

ドアをノックしました。

 

もしかしたら、自分には人の話を聞くことが好きになったのは、

そんなことも影響しているのかもしれません。

 

 

アメリカ留学を経て、大切にしたいと感じた価値観は、
「自由」「自立」「多様性」「学び」「変化」「自然」です。

Posted by 奥富 宏幸 at 10:20 |  | この記事のURL | コメント (0) | トラックバック (0)

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