中小企業の良いところは、学歴・性別・年齢・職務経験などのバックグラウンドが多種多様である、ということだと思います。
やり方によっては、他社とは一味違う強みになりえます。
特に年齢が20代~70代くらいまでいる会社は、幅広い年齢層のお客さまのニーズを汲み取ったり、お客さまが、自分の年代に近いスタッフに対応してもらうことで、安心感を得ることもできます。
また、年が離れた社員同士が一緒に働くことは、組織に対しても良い影響を及ぼします。
若い社員はベテランの社員から、仕事への向き合い方や、たくさんの人生経験を得ることができます。
損得なしに、ただがむしゃらに働く先輩社員の背中を見て、若い社員は何かを感じるかもしれません。
「ただ働く場所があるだけで幸せだよ。」
「とにかく動かないと、何も始まらないよ。」
という先輩社員の言葉が、若い社員の心に響くかもしれません。
ベテラン社員は、若い社員の元気やきびきびとした動きを見て、刺激を得るでしょう。
「若い者には負けていられないな。」
「いくつになっても、働くことができるのは幸せなことだな。」
そんな気持ちになるかもしれません。
お互いが何を思っているかは、すべてを口に出さないでしょうが、若者から年配の社員がいっしょに働き、”いい空気”をつくっている会社は活気があって、業績も伸びていくはずです。
ジェネレーション・ギャップがあるということは、多様な価値観があるということです。自分とは違う人が身近にいて、その人のことを理解していくことで、自分の成長にもつながるのだと思います。
ジェネレーション・ギャップの垣根を取り払うには、いろいろな方法があると思います。
・仕切りのない話ができるスペースをつくる。
・お互いが気づいたことをすぐに書けるホワイトボードやノートを用意する。
・定期的に勉強会やワークショップを開催する。
・ベテランによる技術伝承の機会を設ける。(暗黙知や形式知の共有)
・懇親会、誕生会、飲み会などのカジュアルな対話の場を設ける。
みなさんの会社では、どんな取り組みをされていますか?
いろんな年代の社員の思いを組織の成長ベクトルとして束ねることができたら、その組織はかなり強いです。
Posted by 奥富 宏幸 at 16:42 | コンサルティング | この記事のURL | コメント (0) | トラックバック (0)
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