「あなたは自分自身のことを何色だと思いますか?
どうしてそう思われたのでしょう?」
将棋で永世七冠を獲得した羽生さんの強さがどこにあるのか、
いろんな人がいろんなことを言っていますが、憲法学者の木村草太さんが、
「羽生さんの強さは、昔の棋譜から最新の棋譜まで、
ITやネットを駆使する若い棋士の棋譜も研究して、
オールラウンドに対応できるところです。
他の棋士が開発した戦法や戦術をアレンジして
さらに自分のものにするところにある。
0から1にすることも大変なことだが、
1を100にできる人はなかなかいない。」
といった趣旨のことをお話しされていました。
シンプルに言えば、
「自分の色を持たないで、相手の色に合わせ、さらに自分の色に溶け込ませる。」
「型を持たないことが型」
と言えるでしょうか。
最近お仕事をしたデザイナーの方がいます。
その方は、その仕事のセンスとクオリティーの高さだけでなく、
私の要望以上のものを出してくれる姿勢に、すっかりファンになってしまいました。
その方に、「ご自身の強みは何ですか?」と聞いたところ、
「自分の色がないのが強みと言えるかもしれません。
相手のリクエストには断らないようにしています。」
とおっしゃっていました。
ついつい、人は自分の色を出していこうとします。
「私は○○が得意で、△△が出来るんです!」
「私は○○が好きなので、××を使っていこう!」
でも、自分の色を出すというのは、
考え方や行動がパターン化されることにもつながります。
自分の得意分野で戦っている内は、勝負に勝てるかもしれませんが、
応用が利かない弱点もあります。
自分の色を出さないで、勝負に勝ったり、
仕事でお客の期待を応えるには何が必要だと思いますか?
そのためには、相手の真意や意図を読み解く深い洞察力や感受性。
相手の要求に応え、要求以上のものを提供するための土台となる知識と経験とスキル。
そして、羽生さんではないですが、今あるものを組み合わせて新しい価値をつくる能力。
どんな状況でもベストを尽くす、自分の可能性を信じて成長する行動。
が大切なんだと思います。
今日はどこまで辿りつきましたか?
あなたは何色になりたいですか?
Posted by 奥富 宏幸 at 06:23 | コーチング | この記事のURL | コメント (0) | トラックバック (0)
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